採用の種類
採用では、
募集方法や雇用形態。
採用目的等により様々な呼称があります。
雇用に種類が多いように、対応する求人にも多くの種類で構成されます。
採用活動では実際に行う業務の種類・職種・期待される人物像や、雇用する見込期間や就労予定時間を踏まえ、様々な募集方法と雇用形態を組み合わせることにより採用活動を実施します。それは、単に人員の充足だけを考慮した場合だけの時もあれは、将来の展望を期待した場合もあり、待遇や就労条件が大きく異なる求人内容となって表れます。
・採用活動による分類
・新卒採用(新規学卒者採用)
高等学校卒業予定者、4年制大学等の卒業予定者、短大、専門学校卒業予定者を対象に、多くの場合で社会人経験のない学生を対象に行う採用。学歴により、年齢・基礎学力・社会性・専攻分野による専門知識の違いがあり、初任給の設定にも大きな差があります。
・中途採用
業務経験者や資格が有する者を対象にして行われる採用。期間雇用やアルバイト等。欠員の補充等に随時行われる採用。
・職業紹介採用
有料職業紹介等を利用して行われる予め明示した条件に適合する者を対象に行う採用。
・派遣労働者の正規雇用
有期契約による派遣業務として外部から派遣された者を、自社にて直接雇用に切替える採用方法。
業務実績を把握した上で切り替えることから、雇用とのミスマッチが起きにくい。
法規制により一定期間を超えて継続して働いてもらいたい時には必須となる。
・引き抜き採用
同業他社、関係会社などで務める者を、よりよい条件を提示する等して移籍させる採用方法。
企業モラルの問題など様々弊害もある。
・役割による分類
・即戦力採用
最低限の研修のみで、即成果を期待するために行う採用。引き抜きや採用、業務経験者による中途採用等で考慮される。
・養成前提採用
新卒採用やアルバイト・未経験者の中途採用等で研修過程経て成果を期待する採用。特に技術職や新卒採用等の将来性を大きく期待する人材ほど養成課程が長く、業務開始後も業務を通じて経験をさせるなど長期に渡る養成(人材育成)が行われる。
・候補者採用
予め定めた条件に適合する可能性のある者を候補者として採用する方法。候補者段階で期間雇用で採用や、定めた期間で条件に適合しない場合の条件を明示した上で採用する。
正社員前提の採用や、能力が要求される高待遇の求人等で行われる。
・雇用期間による分類
・期間雇用採用
業務繁忙期間等の一定期間のみ人数が必要な場合に行われる採用方法。・常用雇用採用
正社員や正社員以外でも長期に渡り就労することを前提に行われる採用方法。・雇用形態による分類
・正社員採用
正社員待遇での採用方法。新卒採用等の将来性を大きく期待する者や、大きな職責を与える者を対象に行う。正社員という言葉が曖昧であるが、健康保険・厚生年金等の法定福利に加入し、常用雇用(期間の定めがない)、日給月給制の給与、昇給・降格・異動等があり職責が正社員以外の者より大きい者など。
・正社員以外の採用(非正規労働者)
期間雇用、パートタイマー等の正社員と比べ一定の条件があるものの採用方法。・フルタイム採用
労働時間が法定労働時間(週40時間)など、正社員と同じ労働時間にて働く者を対象にした採用方法。労働時間が長くなることにより、健康保険や厚生年金等の法定福利厚くなる。
・パートタイマー採用
正社員・フルタイム労働者と比較して労働時間・労働日数が少ない条件にて働く者を対象にした採用方法。労働時間が一定条件を下回ることで、健康保険や厚生年金等の法定福利が不要となり企業にとっては経費削減となる。
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