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内定辞退理由と電話連絡の方法

企業からの採用内定について、
 その辞退を行うときになるべくなら社会人の一歩として、
  相互の敬意をはらった連絡が望ましい形です。

内定辞退の連絡は、企業学生双方に対する配慮があることが理想です。

 新卒採用で内定通知を貰った企業に対する辞退連絡は学生からしてみても連絡し難いことかと思います。
 しかし、内定通知を貰った学生に都合があるように採用担当者にも都合があります。できれば双方が気持ちよく手続きを行えるよう、連絡は早い段階で確実に担当者に伝えます。

・内定辞退の方法
 内定辞退では、担当者に対して直接電話連絡を行うことがマナーです。
 担当者の長期不在。どうしても電話し辛い場合には、手紙等でも可能です。

・内定辞退の理由
 辞退理由は、企業からの質問がなければ無理に理由を述べる必要はありません。
 しかし、質問があった担当者にはなんらかの考えがあってのことです。双方に蟠りが残らない範囲で正直に理由を伝えましょう。

・理由を確認する採用担当者の考え
 辞退する学生にしてみると、理由を問われることは煩わしいかもしれません。しかし、担当者側にも理由を確認したいそれぞれの理由があります。
<主な担当者側の考え>
 ・新卒学生の動向を知るため
 内定数から、今後発生するであろう内定辞退者数の予測するため。
 ・今後の求人内容の見直しのため
 辞退に繋がったであろう求人条件等の問題個所を特定し、次年度以降の改善に役立てるため。
 ・その他、今後に役立てるため
 会社説明会等の一連の採用活動中における説明内容。プレゼンテーション内容を見直すため。
 ・その他、個人的興味本位
 担当者が深く考えずに何気なく聞く場合です。
 担当者自身が特に良いと思った応募。印象が強い応募者に対して反射的に確認する場合などであり、個人的な興味が主であったりします。

・答える範囲
 理由を尋ねておいて大変身勝手なことですが、確認する企業担当者も心情があります。辞退理由の本音をそのまま伝えると、双方が不快な思いを残す場合があります。
 そこで角がたたないための言葉を選ぶなどの双方共に配慮が必要です。
 企業担当者は、今後の参考にしたいのですから、話の本質さえ伝われば後は勝手に納得してくれます。
<主な返答例>
 ・当初より第一希望の職種でなかった時
 自身のやりたい仕事についてよく考えた結果、今回辞退させて頂くことにしました。
 ・待遇(賃金・福利・勤務地・転勤等の理由)等の理由
 自分の今後を含めて考えた結果、今回辞退させて頂くことにしました。

・担当者から執拗に問われた場合
 内定辞退の申出に対して、通常の担当者であれば細かい詳細まで執拗に問うことはありません。
 むしろ、失礼のない言葉で申出ているのであれば、「残念だけど仕方ない。自分の良いと思った形でがんばってね。」等、気持ちよく応対してくれます。
 しかし、実際執拗に聞かれても無理に答える必要はありません。
 その場合、「せっかくですが、縁がなかったということで。」などとしておけば十分です。

 まともな担当者であれば、執拗に聞いても双方に蟠りが残ること理解しています。にもかかわらず執拗に聞いてくる企業であったならば、辞退を選んだ自身の判断が正確であったと考えておくとよいでしょう。
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