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履歴書の日付現在

 履歴書の上部の「日付現在」
 無記入である応募者も存在しますが、安易に軽視すると評価を下げます。

日付の無記入は、横着または使い回しが前提の履歴書と判断されます。

 履歴書の日付欄は、提出日(郵送であれば発送日)を記入します。
 古い日付であれば、他社の使い回し。無記入であれば、横着か返送後に他で使い回すことを印象付けることになり、評価を下げる大きな原因となります。

・履歴書の日付
 履歴書の日付は、記載欄の枠の外にあるため不注意や安易な気持ちで記載しない応募者を見かけます。
 また、アルバイト等の採用では不採用になった場合に他社で使いまわす考えからあえて記載しない応募者もいます。
 真に採用を希望する会社では、その会社向けた自己アピール。特有の記載部分があるはずです。
 日付についても、丁寧に記載しておくことが重要です。

<無記入が与える印象>

・新卒採用の場合
 企業の人事担当者の多くは、日頃から官公庁の提出書類。契約に関する書類等を多く取り扱っています。
 このため、略称の使用。日付の取り扱いに対して敏感であることも多いです。
 特に新卒採用等である場合、書類に対して横着である態度が見える(丁寧さに欠ける)ことは、単にそのような業務に向いていないというだけでなく、常識(マナー)に対して疑問を抱かせることに繋がります。

・中途採用の場合
 日付無記入の履歴書が示すことは、他社に応募した履歴書の使い回し。また、今後そのような予定にあることを印象付けます。
 不景気による就職難の時期等、有能であっても不採用を多く経験した応募者の中には弱気であることから不採用を強く意識し、消極的になる故に記載を躊躇う者もいます。
 このような行為は、更に採用を遠ざけることなります。
 中途採用の中には、自身の大きな技術・スキルを持って強気の転職を行う者もいます。
 このような者では自身が企業を推し量る過程にあり、日付を記入していないという者もいます。
 この行為は従順さに欠ける行為であり評価はされません。しかし、専門職・技術職特有の転職時の特殊な要員です。


・パート・アルバイトの場合
 一重にパートタイマー等と言っても、ショップの販売員から会計事務所の補佐まで千差万別です。
 人間の信頼性をより問う採用選考であれば日付の記入の有無まで確認することもあります。
 特に強い希望があるのであれば、安易に考えず自身の決意の為にも日付まで丁寧に記入することを進めます。

<採用担当者の本音>

 面接などの採用選考の結果、それでも判断に迷った時、最後には履歴書を並べて考えます。
 日付の記入の有り無しで、採否を決定づけるということはありません。しかし、最終選考で判断の決め手になることはあります。
 また、新卒求人の場合等に応募が殺到した時、応募書類の時点で評価を開始します。
 この結果、履歴書の不備がある者の処理は後回されるかもしれません。
 これは、面接等の必要な日程対して、選考に関わる役員が十分に時間を取れない時、有望な人員を優先して面接時間を調整する。ということもないとは言えないからです。
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